BITPOINTの積立サービス終了を知ったとき、私は「移管先のSBI VCトレード(VCTRADE)で、そのまま月2万円を続ければいい」と考えていました。
ところが実際に設定してみると、500円から1円単位で設定できたり、毎日・毎週・毎月をそれぞれ登録できたりと、思っていた以上に柔軟。
一方で、BITPOINTで使っていた銀行口座からの自動引落しには対応していません。
そこで今回は、前回のGMOコインに続く積立検証の2社目として、月2万円の設定、100円・3,300円での検証、複数プラン、取消、さらに1,000円の入金まで実際に試してみました。
- VCTRADEのビットコイン積立の金額・頻度・積立期間
- 月2万円を実際に設定する流れ
- 100円・3,300円・複数プランを試して分かったこと
- BITPOINTを使っていた私が、入金方法をどう感じたか
VCTRADEの積立条件をまず確認
実際に操作する前に、VCTRADEの積立サービスの基本条件を確認しました。
2026年10月時点の主な内容はこちらです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低積立額 | 500円 |
| 金額単位 | 1円単位 |
| 最大積立額 | 200万円/1回 |
| 積立頻度 | 毎日・毎週火曜日・毎月28日 |
| 積立期間 | 無期限または期間指定 |
| 積立サービス利用料 | 無料 |
| 銀行口座からの自動引落し | 非対応 |
| 残高不足時 | 積立注文は実行されない |
積立頻度は「毎日・毎週・毎月」から選べますが、毎週は火曜日、毎月は28日と決まっています。
また、積立期間は無期限だけでなく、期間を指定することもできます。
銀行口座からの自動引落しには対応していないため、積立前に必要な日本円をVCTRADE口座へ入れておく必要があります。
積立時に取引余力が足りない場合、その回の注文は実行されません。
なお、「積立サービス利用料が無料」というのは、購入にかかるコストがすべてゼロという意味ではありません。
VCTRADEの積立購入にはスプレッド(買値と売値の差。実質的なコスト)があります。
2026年10月から始まった「実質ゼロつみたて」も、現時点ではBTCではなくXDC・CANTON・ZPGが対象で、BITPOINTの「ゼロ積み立て」とは別のサービスです。
この価格差については、以前GMOコイン・VCTRADE・Coincheck・OKJの4社で、販売所購入価格と取引所価格を20回測って比較しています。
では、実際に設定してみます。
VCTRADEで月2万円のビットコイン積立を設定してみた
アプリから「積立」を開くと、銘柄・積立頻度・積立期間・金額を設定する画面が表示されます。

今回は、これまでBITPOINTで続けてきた積立額と同じ、
ビットコイン(BTC)
毎月
無期限
20,000円
で設定しました。
画面下の「積立する」をタップすると、入力内容の確認画面へ進みます。

銘柄、積立期間、金額、頻度を確認して、もう一度「積立する」をタップすれば設定完了です。
申込後には完了メールもすぐに届きました。
月2万円を設定するところまでは、特に迷うことなく進められました。
また、VCTRADEでは積立期間を「無期限」にするだけでなく、期間を指定することもできます。
これは、前回確認したGMOコインや、これまで使っていたBITPOINTにはなかった項目で、VCTRADEの特徴の一つと感じました。
100円・3,300円・複数プランも試してみた
普通に月2万円を設定するだけなら、ここまでで終わりです。
ただ、せっかくなので気になったところをもう少し試してみました。
最低500円は本当?100円を入力してみた
VCTRADEでは、500円から積立できると案内されています。
そこで、
「100円を入力したらどうなるんだろう?」
と思い、毎日100円で設定してみました。
すると、
「積立数量が最小値を下回っています」
と表示され、設定できませんでした。

当たり前といえば当たり前ですが、実際にエラー画面を見ると「やっぱり500円が下限なんだな」と確認できました。
3,300円でも設定できる?
次に試したのが毎週3,300円です。
わざと半端な金額にしたのは、前回確認したGMOコインが500円単位だったため、
「VCTRADEも500円刻みなのか?」
を確認したかったからです。
結果は、問題なく設定できました。
VCTRADEは500円から始められますが、金額は1円単位で決められます。公式の案内とも一致しています。
自分の予算に合わせて細かく金額を決めたい場合には、使いやすい仕組みだと感じました。
毎日・毎週・毎月を同時に設定してみた
さらに、
毎日500円
毎週3,300円
毎月20,000円
を同時に設定してみました。

3つとも積立状況に表示されました。
もちろん、私が実際にこの3本を並行して積み立てるつもりだったわけではなく、仕組みを確認するための検証です。
前回のGMOコインでは、毎日・毎週・毎月のうち一つを設定すると、後から設定したプランへ切り替わりました。
一方、VCTRADEでは同じビットコインでも、毎日・毎週・毎月をそれぞれ1件ずつ設定できます。
では、「毎日」を2つ設定したらどうなるのか。
毎日500円を設定した状態で、さらに毎日700円を追加してみると、今度はエラーになりました。
つまり、
毎日+毎週+毎月 → 設定できる
毎日+毎日 → 設定できない
という仕組みでした。
同じ「暗号資産積立」でも、実際に触ってみるとサービスによって設計が結構違います。
積立の取消も確認
今回設定したものは検証用なので、取消も試しました。
「積立状況」から対象の設定にチェックを入れて、「取り消す」をタップします。
操作はこれだけで、特に迷うところはありませんでした。
金額や頻度などを変更したい場合も、現在の申込をいったん取り消し、新しい条件で申し込み直す仕組みです。
なお、今回確認したのは積立の設定と取消までです。
実際に積立日を迎えてビットコインが買い付けられるところまでは確認していないため、約定価格や長期間使った感想については、この記事では評価していません。
VCTRADEへ1,000円を入金してみた
続いて、日本円の入金も試してみました。
アプリ右下の「入出金」から「日本円入金」を開き、今回は1,000円を入力しました。
利用する金融機関を選択し、クイック入金後の制限について確認・同意したうえで「金融機関サイトへ」をタップします。

金融機関のサイトへ移動して振込手続きを行います。
振込手数料は無料で、画面には「無料(受取人負担)」と表示されていました。
銀行側で手続きを終えてVCTRADEへ戻ると、
1,000円はほとんど待つことなく反映されていました。

事前に日本円を入れておく必要があると聞くと、少し面倒なのかなと思います。
実際にやってみると操作は難しくなく、反映がかなり早かったのは少し意外でした。
積立用に入金するだけなら大きな問題にはなりにくそうですが、入金後すぐに暗号資産を外部ウォレットへ移したい場合などは知っておきたい点です。
BITPOINTから移る私が気になったのは「入金方法」の違い
今回VCTRADEを触ってみて、私がBITPOINTとの違いとして一番気になったのは、日本円をどう用意するかでした。
VCTRADEも、一度設定すればビットコインの買付そのものは自動です。
ただし、その買付に使う日本円は自分で入金しておく必要があります。
私がこれまで使っていたBITPOINTでは、登録した銀行口座から毎月27日に自動で引き落とされ、翌月10日に積立買付が行われる仕組みでした。
私はスポット購入から積立へ変えてから、
購入するタイミングを考える時間をできるだけ減らしたい
と思うようになりました。
そのため私の場合は、買付が自動になるだけでなく、その前の入金まで自動かどうかも積立先を考えるポイントになります。
とはいえ、今回実際に入金してみると、操作自体は簡単でした。
毎月自分で入金するのを「ひと手間」と感じるか、「残高や積立額を確認する機会になる」と感じるかは、人によって違うと思います。
「BITPOINTから移るから、そのままVCTRADEでいい」
と考えていた私にとって、実際に触ってこうした違いを確認できたのはよかったと思います。
まとめ|自然な移行先だけど、他社も確認してから考えたい
今回、VCTRADEで月2万円のビットコイン積立を設定し、100円・3,300円・複数頻度・取消・1,000円の入金まで試してみました。
特に印象に残ったのは、金額や頻度を細かく設定しやすいことと、積立に使う日本円は自分で入金しておく必要があることです。
BITPOINTからVCTRADEへ移るのは、私にとって今でも自然な選択肢の一つです。
ただ、せっかく積立先を見直すタイミングなので、次はCoincheck、OKJでも同じように設定と入金方法を確認し、4社を見たうえで自分に合う方法を考えるつもりです。
価格だけでなく、金額設定のしやすさ、入金の手間、どこまで自動化できるか、そして無理なく続けられるか。
そのあたりまで比べてみたいと思っています。
もちろん、積立にしたからといってビットコインの価格変動が小さくなるわけではありません。
今回確認したのは、あくまで積立サービスの仕組みと使い勝手です。
利用するかどうか、いくら積み立てるかは、自分の家計やリスク許容度に合わせて考えることが大切だと思います。



