46歳会社員が「NISAの次」にビットコインを選んだ理由

新NISAを始めて、投資信託を積み立てるようになりました。

では、その次はどうするのか。

私自身、かなり迷いました。

私は46歳の会社員です。

40歳を過ぎてから結婚し、子どもが生まれました。

これから教育費もかかりますし、自分たちの老後についても考えなければなりません。

そんな私が現在続けているのが、NISAを資産形成の中心にしながら、毎月2万円だけビットコインを積み立てるという方法です。

とはいえ、最初からビットコインに前向きだったわけではありません。

「怪しくない?」

「ギャンブルみたいなものでは?」

「大きく値下がりしたらどうする?」

むしろ、こんな不安ばかりでした。

この記事では、投資とはほぼ無縁だった私がNISAを始め、その先でなぜビットコインを少額持つようになったのかを振り返ります。

ビットコインを勧めるための記事ではありません。

私と同じように、

「NISAは始めた。でも、その次をどうするかはまだ分からない」

という方が、自分ならどうするかを考える材料になればと思っています。

この記事でわかること
  • 投資に無縁だった40代会社員が、なぜNISAの次にビットコインを考えたのか
  • 「怪しい」と感じていた私が、ビットコインに興味を持った3つの理由
  • スポット購入から毎月2万円の積み立てに変えた理由
  • ビットコインを持つうえで、私が確認している3つのこと
目次

投資とはほぼ無縁だった私が、家族を持ってNISAを始めるまで

20代、30代の頃の私は、投資にほとんど興味がありませんでした。

「株は怖い」

「投資はお金に詳しい人がやるもの」

「貯金しておけば、とりあえず安心」

そんな感覚でした。

私の最初の投資らしいものは、2015年に始めた会社の自社株積立です。

会社の上司に勧められ、月1万円から始めました。

ただ、当時は会社の業績を調べたり、投資先として本当に適切なのかを考えたりしたわけではありません。

「言われたから、とりあえずやっている」

その程度でした。

その後、会社で企業型確定拠出年金(DC)が導入されました。

こちらもよく分からないまま、株式だけにするのは怖い気がして、保険や債券を含む商品を選びました。

当時の私にとっては、

「値下がりしそうにないものを選んでおけば安心だろう」

という気持ちの方が強かったのだと思います。

長い間、私の中では「貯金=安全、投資=怖いもの」でした。

そんな考えが変わり始めたのは、40代になってからです。

結婚し、第一子が生まれ、世の中はコロナ禍。

それまで自分一人のお金として考えていたものが、「家族のお金」に変わりました。

子どもが大学に進学する頃、自分は何歳になっているのか。

教育費はいくら必要になるのか。

老後の生活費は大丈夫なのか。

家族旅行にも行きたい。

でも、将来のお金が心配だと、今お金を使うことまで怖くなる。

そんなことを、よく考えるようになりました。

特に私の場合、子どもが生まれたのは40代に入ってからです。

教育費と自分たちの老後資金を、比較的近い時期に考える必要があります。

そこで初めて、

「預金を増やすだけでなく、資産形成についてちゃんと勉強してみよう」

と思いました。

YouTubeや本などでNISAや投資信託について調べ、つみたてNISAの口座を開設。

月3万円から投資信託の積み立てを始めました。

私にとって、これが初めての「自分で考えて始めた投資」でした。

最初に選んだのは、ビットコインではなくNISAだった

投資を始めた当初から、ビットコインに興味があったわけではありません。

まず調べたのはNISAでした。

投資信託を使って、世界中の株式などに広く分散し、長い時間をかけて資産形成していく。

それまで「投資=個別株の値上がりを当てるもの」くらいに考えていた私には、新しい考え方でした。

もちろん、投資信託でも値下がりはあります。

それでも積み立てを続ける中で、毎日の価格を当てなくても、長い時間をかけて資産形成を考える方法があることを少しずつ理解していきました。

2024年には新NISAが始まりました。

現在も、我が家の資産形成の中心はNISAです。

ですから、この記事のタイトルにある「NISAの次」というのは、

「NISAの次はビットコインを買う」

という意味ではありません。

NISAだけを続けるのも、もちろん選択肢だと思っています。

なお、ビットコイン現物をNISA口座で購入することはできません。

私の場合は、NISAを中心に置いたうえで、別の性質を持つ資産としてビットコインについて考え始めたということです。

調べていくうちに、ビットコインが気になった3つの理由

それまでの私にとって、ビットコインは、

「価格が乱高下するもの」

「一部の人が投機で買っているもの」

「なんとなく怪しいもの」

でした。

正直、仕組みについてはほとんど知りませんでした。

そんなとき、YouTubeでビットコインについて解説している動画を見ました。

そこで初めて、

「そもそも、なぜビットコインには価値があると考える人がいるのだろう」

と興味を持ちました。

そこから自分でも調べていく中で、特に気になったのが3つの点です。

一つ目は、特定の国や一企業が中央で管理する仕組みではないことです。

世界中の参加者によってネットワークが維持される仕組みに、それまで私が知っていた金融資産とは違う面白さと、未来への可能性を感じました。

二つ目は、発行量に2,100万枚という上限が設定されていることです。

無制限に発行されるものではない。

その希少性の考え方に触れ、「価値を保存する資産として考える人がいるのも分かる気がする」と感じました。

そして三つ目は、まだ評価が大きく分かれているものを、少額で実際に保有しながら自分の目で見てみたいと思ったことです。

当時の私自身がそうだったように、ビットコインに「怪しい」という印象を持つ人は少なくないと思います。

この先、社会の中でどのように受け入れられていくのか。

それとも、思っていたほど広がらないのか。

結果が分かってからではなく、その途中を自分でも経験してみたい。

そんな興味がありました。

もちろん、「まだ評価されていない今なら得をする」という意味ではありません。

この3つは、どれも「だから価格が上がる」という理由ではありません。

発行上限が決まっているからといって、値上がりが保証されるわけでもありません。

また、特定の国や企業が中央で管理していない仕組みに魅力を感じた一方で、国や企業がその価値を保証してくれる資産でもありません。

そうした不確実さも含めて、

「少額なら、自分でも持ってみよう」

と思ったのが、私がビットコインを選んだ理由です。

リスクへの不安は消えないまま、少額から始めた

ビットコインについて知るほど、不安が全部消えたわけではありません。

価格変動はかなり大きい。

元本保証もありません。

株式などと比べて歴史も短く、取引所を利用する以上はセキュリティについても考える必要があります。

過去には、高値から80%を超えて下落した局面もあります。

だから私は、「何%までの下落なら大丈夫」と細かく線を引くのではなく、評価額が大きく減っても、慌てて売らずにいられる金額かで考えるようにしています。

また、ビットコインはNISAの対象ではなく、税金の扱いもNISAとは異なります。

現在の制度では、暗号資産の売却などで生じた利益は原則として雑所得として扱われます。

リスクがあることを分かったうえで、それでも自分が冷静でいられる金額だけ持つ。

私の考えは、そこに落ち着きました。

「ギャンブルではないのか」という不安についても、完全に答えが出たわけではありません。

ただ、値上がりを予想して大きなお金を投入したり、頻繁に売買したりするのではなく、自分なりのルールを決めて少額を長く持つ。

私はそんな距離感で付き合ってみようと考えました。

ただ、正直に言うと、スポット購入をしていた頃の私は、まだこの距離感が取れていませんでした。

実際にビットコインを買い始めたのは、2024年3月です。

最初は少額のスポット購入でした。

やり方はかなり感覚的です。

「少し下がったかな」と思ったら買う。

さらに下がれば、

「もう少し待てばよかった」

と思う。

反対に上がれば、

「もっと買っておけばよかった」

と思う。

途中で、少しまとまった金額を購入した時期もありました。

振り返ると、価格に一番振り回されていたのは、その頃だったと思います。

朝起きて見る。

仕事の合間にも見る。

夜も見る。

下がれば不安になり、上がれば買いたくなる。

「今は買い時なのか」

を毎回考えることに、だんだん疲れてきました。

スポット購入をやめ、今は毎月2万円を積み立てている

そこで2026年に入り、スポット購入中心だった方法から、定期積み立てに切り替えました。

現在は毎月2万円です。

2万円にしたのは、次のような条件で考えたからです。

  • 生活費や教育費に影響しない
  • NISAを優先したうえで続けられる
  • 大きく値下がりしても、積み立てをやめずにいられそう
  • 自分で管理できる範囲に収まる

その結果、今の私には毎月2万円くらいがちょうどいいと考えました。

この金額が誰にでも適しているという意味ではありません。

収入や家計、どれくらいの値下がりを受け入れられるかによって、適切な金額は違うと思います。

そして今は、

価格が大きく下がっても追加購入しない。

反対に、大きく上がっても売らない。

少なくとも今のところ、これを自分のルールにしています。

積み立てに変えてから、価格を見る回数はかなり減りました。

私にとって積み立ての大きなメリットは、購入単価をどうするか以上に、

「毎回、買うかどうかを判断しなくてもいいこと」

だったのだと思います。

私がビットコインを持つうえで確認している3つのこと

ここまで読んで、

「では、自分もビットコインを買った方がいいのか」

と思う方がいるかもしれません。

でも、それは人によって違います。

私自身が今、ビットコインと付き合ううえで確認しているのは次の3つです。

1.近い将来に使うお金ではないか

生活費や教育費など、近いうちに必要になるお金は使わない。

値下がりしたときに、

「このお金が必要だから売らないといけない」

という状況にはしたくありません。

2.大きく値下がりしても冷静でいられる金額か

ビットコインは、値動きの大きな資産です。

だから「どこまで下がるか」を当てるのではなく、

大きく下がったとしても、慌てて売らずにいられる金額か

を意識しています。

私の場合、それを考えた結果が現在の毎月2万円です。

3.「なぜ持つのか」を自分の言葉で説明できるか

私の場合は、前に書いた3つの理由を、自分の言葉で説明できるかどうかで確認しています。

その理由が正しいかどうかより、

自分で調べ、自分が納得して決めているか。

そこを大切にしています。

まとめ:私にとってビットコインは「NISAの代わり」ではない

私は40歳を過ぎるまで、投資とはほぼ無縁でした。

家族ができたことをきっかけにNISAを始め、その先でビットコインについて知りました。

今も資産形成の中心はNISAです。

そのうえで、ビットコインという性質の違う資産にも、生活に影響しない範囲で少額を振り分けています。

もちろん、この判断が正解だったかどうかはまだ分かりません。

将来、ビットコインの価格がどうなるのかも分かりません。

このブログでは、私が何に迷い、何を調べ、どう考えたのか。

そして実際にやってみて、何を感じたのか。

それをできるだけ正直に残していきたいと思っています。

ビットコインが自分に合うかどうかは、家計やリスク許容度、資産形成に対する考え方によって違います。

まずは、

「自分の場合ならどうだろう?」

と考えてみる。

この記事が、その材料の一つになれば嬉しいです。

私は最初、ビットコインをかなり怪しいものだと思っていました。

では、そこから何を知り、どう考えが変わったのか。

次の記事では、その部分をもう少し詳しく書いています。

※この記事は私個人の経験や考えをまとめたもので、投資を勧めるものではありません。暗号資産は価格が大きく変動し、元本が保証されるものではありません。制度や税制については最新の情報をご確認ください。

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