ビットコイン積立4社を20回実測比較|販売所と取引所の価格差はどれくらい?

BITPOINTの積立サービス終了をきっかけに、私は次のビットコイン積立先を考えています。

候補にしているのは、GMOコイン、SBI VCトレード(VCTRADE)、Coincheck、OKJの4社です。

これまで実際に口座を開設し、アプリや取引画面を触ってきました。

積立先を考えるうえで、気になっていることのひとつは、

「同じビットコインを積み立てるのに、実際の購入価格にはどのくらい違いがあるのだろう?」

ということでした。

公式サイトを見ると「積立手数料無料」と書かれているサービスもあります。

ただ、手数料が無料だからといって、どこでも同じ価格でビットコインを買えるわけではありません。

そこで今回は、4社の販売所のBTC購入価格と、同じタイミングの取引所の最良売り価格(ASK)を、時間帯を変えながら20回確認してみました。

先に結果を言うと、今回の20回では、会社によって価格差の大きさだけでなく、その価格差の動き方にも違いがありました。

ただし、この記事だけで「どの会社が一番いい」と決めるつもりはありません。

今回はあくまで、私が積立先を考えるために確認した「価格」という一つの側面をまとめます。

この記事でわかること
  • GMOコイン・VCTRADE・Coincheck・OKJを20回実測した結果
  • 販売所と取引所では、BTCの購入価格にどれくらい差があったのか
  • 初心者には少し分かりにくい「取引所の最良ASK」とは何か
  • 平均だけでなく、価格差の「振れ幅」にも違いがあったこと
  • 月2万円を積み立てる私が、今回の結果をどう考えたのか
目次

積立先を選ぶ前に、実際の購入価格を確かめたかった

私は現在、ビットコインを月2万円積み立てています。

以前は価格を見ながらスポット購入していましたが、今はできるだけ相場を気にせず、淡々と積み立てる方針に変えました。

私が月2万円にした理由については、こちらの記事にまとめています。

次の積立先を考えるにあたって、私は

「価格差が一番小さいところに決めたい」

わけではありません。

長く使うことを考えれば、安心感や使いやすさ、積立のしやすさなど、価格以外にも重視したいことがあります。

ただ、総合的に判断するためにも、まずは

「同じタイミングで見たとき、価格にはどのくらい差があるのか」

を自分で確認してみたいと思いました。

そこで、ネット上の比較表だけを見るのではなく、自分で4社の画面を開いて確かめることにしました。

最初は数回確認すれば十分かなと思っていましたが、ビットコインの価格は常に動いています。

1回だけでは、たまたまその瞬間だけ価格差が広かった、あるいは狭かった可能性もあります。

それなら少し時間をかけて測ってみよう。

そう考えて、最終的に20回確認しました。

積立サービスでは、どんな価格で買い付けられるのか

ここで、

「積立先を比較するのに、なぜ販売所の価格を見るの?」

と思う方もいるかもしれません。

自分で取引所の板に注文を出してビットコインを買うのであれば、販売所価格を比較する必要はありません。

ただ、私が利用したいのは、あらかじめ金額や頻度を設定して自動的に購入する積立サービスです。

公式情報を確認すると、GMOコインでは積立時に販売所サービスのASKレートを参照し、販売所で購入可能な数量を買い付けることが明記されています。

OKJも、積立の対象銘柄や注文方法、受渡日について「暗号資産販売所取引ルールに準ずる」としています。

SBI VCトレード(VCTRADE)では、公式の取引説明書で積立サービスが販売所取引の項目に記載されています。つまり、自分で取引所の板に注文を出して買う仕組みとは異なります。

Coincheckは少し仕組みが異なり、つみたての売買価格には、カバー先(Coincheckが暗号資産を調達する取引先)またはCoincheck取引所の価格に対して0.1〜4.0%の手数料相当額が含まれると案内されています。市場急変時などには、この範囲を超える場合もあります。

つまり、4社の積立はいずれも、

「自分で取引所の板に注文を出し、その瞬間の最良ASKで買う」

という方法とは異なります。

そこで今回は、積立時の購入価格を考える一つの材料として、各社の販売所購入価格と取引所の最良ASKを比較しました。

ただし、大事な注意点があります。

今回測定したのは、各社の積立サービスで実際に約定した価格ではありません。

「積立したら必ず今回と同じ価格差になる」という検証ではなく、

販売所側で提示される購入価格が、同じ会社の取引所価格に対してどのくらい離れていたのか

を見るための実測です。

今回の測定方法|4社をできるだけ短時間で確認

今回比較したのは、口座を用意した順に、

GMOコイン → VCTRADE → Coincheck → OKJ

の4社です。

2026年9月21日から24日にかけて、時間帯を変えながら20回測定しました。

1回の測定では4社をできるだけ続けて確認し、多くは1〜2分以内に収めています。

販売所では、

BTCを買う場合の購入価格

を記録。

取引所では、

その時点でもっとも安い売り注文(最良ASK)

を記録しました。

価格差は、

販売所購入価格 − 取引所最良ASK

価格差率は、

(販売所購入価格 ÷ 取引所最良ASK − 1)×100

で計算しています。

「取引所の最良ASK」って何?

私自身、最初は「ASK」と言われてもピンときませんでした。

取引所には、

「この価格ならビットコインを売ります」

という注文が並んでいます。

その売り注文の中で、もっとも安い価格が「最良ASK」です。

例えば売り注文が、

1,300万円
1,301万円
1,302万円

と並んでいれば、最良ASKは1,300万円です。

つまり、

「今この瞬間、取引所で買うなら基準になる一番安い売り価格」

と考えると分かりやすいと思います。

なお、実際に大きな数量を成行で購入する場合は、最良ASKだけですべて約定できるとは限りません。

今回は販売所価格と比較するための基準価格として使っています。

以降は読みやすくするため、「取引所価格」と表記します。

GMOコイン・VCTRADE・Coincheck・OKJを20回比較した結果

20回分を集計すると、次の結果になりました。

会社平均価格差率中央値最小最大
GMOコイン2.46%2.45%2.37%2.59%
VCTRADE3.01%3.01%2.29%3.39%
Coincheck2.99%2.92%2.17%4.23%
OKJ0.85%0.54%0.27%1.55%

※2026年9月に私が行った20回の実測結果です。価格差は相場状況などによって変化するため、今後も同じ結果になることを示すものではありません。

今回の測定について
今回確認したのは、各社の積立サービスで実際に約定した価格ではありません。
各社の販売所購入価格と、同じタイミングの取引所最良ASKとの差を比較したものです。
また、価格差は相場状況などによって変化します。今回の20回の結果が、今後も続くことを示すものではありません。

集計結果だけでなく、実際に測定した20回分の価格差率も残しておきます。

時間帯によって数字が動いていることや、会社によって振れ方が違うことが分かると思います。

※長くなるため、必要な方だけ開いてご覧ください。

20回の実測データをすべて見る
回測定日時GMOコインVCTRADECoincheckOKJ
19/21 6:46〜6:472.50%3.04%2.50%0.32%
29/21 9:36〜9:372.50%3.30%2.97%0.38%
39/21 10:23〜10:252.37%3.28%3.09%0.47%
49/21 15:20〜15:212.59%3.39%2.57%0.40%
59/21 16:30〜16:312.48%3.06%2.53%1.53%
69/21 18:45〜18:462.46%3.05%4.22%1.55%
79/21 23:20〜23:212.45%3.10%4.23%0.37%
89/22 8:39〜8:412.47%3.36%2.74%1.44%
99/22 13:34〜13:352.46%2.91%2.85%0.57%
109/22 16:22〜16:232.44%2.87%2.51%0.50%
119/22 18:53〜18:542.45%3.18%3.04%1.36%
129/23 5:44〜5:452.45%2.29%2.40%1.50%
139/23 8:27〜8:292.50%2.95%2.17%0.42%
149/23 14:35〜14:362.48%2.78%3.30%0.27%
159/23 16:06〜16:072.42%2.84%2.92%1.33%
169/24 7:45〜7:462.43%2.91%2.31%0.36%
179/24 10:48〜10:492.52%2.95%2.93%1.50%
189/24 14:30〜14:312.42%3.05%3.13%1.27%
199/24 18:05〜18:062.42%2.97%3.65%1.28%
209/24 20:50〜20:512.42%2.88%3.68%0.27%
平均—2.46%3.01%2.99%0.85%

※価格差率は「(販売所購入価格 ÷ 取引所最良ASK − 1)×100」で計算し、小数第2位まで表示しています。
※各回とも4社をできるだけ短時間で連続して確認しました。完全に同時刻ではないため、測定中のBTC価格変動の影響を含みます。
※今回測定したのは積立サービスの実際の約定価格ではなく、販売所購入価格と取引所最良ASKの差です。

最初に感じたのは、

4社で平均値が違うだけではなく、測定ごとの「振れ方」にもかなり違いがあった

ということです。

ここからは、結果の順位ではなく、私が口座を用意した順に見ていきます。

GMOコイン|20回を通して価格差がかなり一定だった

GMOコインの平均価格差率は2.46%。

中央値は2.45%でした。

ただ、今回私が興味深いと思ったのは平均値そのものより、

最小2.37%〜最大2.59%

という狭さです。

20回測っても、ほとんど2.4%台。

最大と最小の差も約0.22ポイントしかありません。

今回の4社の中では、価格差率がかなり一定していました。

最初の数回だけ見ていた頃は、

「GMOコインはだいたい2.5%くらいなのかな」

程度に思っていました。

その後20回まで増やしてもほとんど変わらなかったので、

「今回の測定では価格差のブレが小さかった」

というところが、GMOコインの特徴として印象に残りました。

VCTRADE|平均と中央値がほぼ同じ約3%

VCTRADEの平均価格差率は3.01%。

中央値も3.01%でした。

最小は2.29%、最大は3.39%です。

20回平均だけを見れば、後ほど紹介するCoincheckとほぼ同じ結果でした。

一方、平均と中央値がほぼ一致していることからも、今回の20回では、

3%前後の価格差になる場面が比較的多かった

ことが分かります。

もちろん毎回3%だったわけではなく、2%台前半まで縮まる回もありました。

実際に複数回見てみることで、

「平均約3%」の中にも多少の動きがある

ことが分かりました。

VCTRADEの口座開設で実際にかかった時間やポイントはこちら

Coincheck|平均はVCTRADEと近いが、振れ幅は大きかった

Coincheckの平均価格差率は2.99%。

中央値は2.92%でした。

平均だけを見ると、VCTRADEの3.01%とほとんど変わりません。

ところが20回の中身を見ると、かなり違いました。

最小は2.17%。

最大は4.23%。

今回比較した4社では、価格差率の振れ幅がもっとも大きくなりました。

2%台前半の日もあれば、4%を超えるタイミングもありました。

もし1回だけ4%台のときに見ていたら、

「Coincheckはかなり価格差が大きい」

と感じたかもしれません。

逆に2%台前半のときだけ見ていれば、印象はかなり違ったと思います。

これを見て、

1回だけ価格を確認して判断するのは難しいな

と感じました。

Coincheckの口座開設で実際にかかった時間やポイントはこちら

OKJ|今回の20回ではすべて4社中もっとも小さかった

OKJの平均価格差率は0.85%。

中央値は0.54%でした。

そして今回の20回では、20回すべてで4社の中でもっとも価格差率が小さい結果になりました。

これは測定を始める前には予想していませんでした。

ただし、毎回0.5%程度だったわけではありません。

最小は0.27%でしたが、最大では1.55%まで広がっています。

そのため、

「OKJならいつでも0.5%程度」

とは言えません。

むしろ20回測って感じたのは、

他の3社より小さい状態が続いていた一方で、OKJ自身の価格差もタイミングによってかなり動いていた

ということです。

今回の結果だけでOKJを選ぶつもりはありませんが、積立先を考えるうえで、私にとっては気になるデータになりました。

OKJの口座開設で実際にかかった時間やポイントはこちら

平均だけでは分からなかったこと

今回、平均値だけでなく中央値・最小・最大も出しました。

中央値とは、20回の数値を小さい順に並べたときの中央付近の数字です。

なぜ中央値まで見るのかというと、一時的に大きな数字が出ると、平均値がその影響を受けるからです。

Coincheckが分かりやすい例でした。

平均は2.99%ですが、中央値は2.92%。

一方、GMOコインは、

平均2.46%
中央値2.45%

とほぼ同じです。

さらにGMOコインの最小と最大は2.37〜2.59%に収まっています。

同じ「平均価格差率」という数字でも、

いつ見ても比較的近い数字なのか、それとも時間によって大きく動くのか

は違います。

ここは、数回ではなく20回測ってみたからこそ見えてきた部分でした。

私は「価格差だけ」で積立先を決めない

今回の20回では、会社によって価格差にかなり違いがありました。

特にOKJは、20回すべてで4社の中でもっとも小さい結果でした。

では、

「積立先はOKJで決まり」

なのか。

私は、まだそう考えていません。

今回調べたのは、積立先を選ぶ条件のうち「価格」だけだからです。

私が今後ビットコインを長く積み立てる上で重視したいと考えているのは、

「価格差」、「安心感」、「自動化」、

の3つです。

ただし、どれか一つを絶対条件にするつもりはありません。

価格が少し有利でも、長く使うことに不安を感じれば迷います。

逆に多少価格差があったとしても、自分にとって安心して手間なく続けられるのであれば、それも一つの選択肢だと思います。

今回の結果は、

「価格という条件では、私が測った20回ではこうだった」

という一つの判断材料として受け止めています。

次は、実際に4社の積立設定を試してみる

今回の記事では、あえて価格だけを比較しました。

私はまだ、4社すべての積立設定を実際に試したわけではありません。

そのため今の段階で、

「この会社が一番使いやすい」

「ここが一番おすすめ」

と書くことはできません。

次は実際に各社の積立設定を触って、

  • 積み立て設定はわかりやすいか。
  • どのくらいの操作が必要なのか。
  • 日本円を事前に入金しておく必要があるのか。
  • 一度設定した後は、どのくらい手間なく続けられるのか。

といったところを、自分で確認してみたいと思います。

公式サイトのスペックだけで比較するのではなく、

「実際に使ってみて、普通の会社員の私がどう感じたか」

も含めて記事にする予定です。

まとめ|20回測ったからこそ見えた違いがあった

BITPOINTの積立サービス終了をきっかけに、次の積立先候補として、

GMOコイン、VCTRADE、Coincheck、OKJ

の4社について、販売所購入価格と取引所価格を20回比較しました。

今回の平均価格差率は、

GMOコイン:2.46%

VCTRADE:3.01%

Coincheck:2.99%

OKJ:0.85%

でした。

ただ、今回私が興味深いと思ったのは、平均値だけではありません。

GMOコインは、20回を通してかなり近い価格差率でした。

VCTRADEは平均・中央値とも約3%。

Coincheckは平均ではVCTRADEと近いものの、測定による振れ幅が大きくなりました。

OKJは今回の20回すべてで4社中もっとも価格差率が小さかった一方、OKJ自身の価格差も0.27〜1.55%まで動いていました。

1回だけ見ていたら分からなかった違いが、20回測ったことで少し見えてきました。

だからといって、価格だけで積立先を決めるつもりはありません。

次は実際の積立設定を試しながら、

価格差だけでなく、安心感や自動化のしやすさも含めて、自分に合う積立先を考えていきたい

と思います。

私と同じように、

「NISAの次にビットコインも少し考えてみたい」

と思っている方にとって、今回の実測結果が、

「自分なら何を重視して積立先を選ぶだろう?」

と考える材料の一つになればうれしいです。

次は「価格以外」を比べます
今回は価格差だけを比較しました。
次は4社の積立設定を実際に操作して、「設定のしやすさ」「入金の手間」「どこまで自動化できるか」を確認する予定です。
価格だけではなく、長く続けやすいかまで含めて、自分に合う積立先を考えていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次