「ビットコインを買うなら、スポット購入と積立のどちらがいいんだろう?」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
私自身、ビットコインを始めてから約2年間、スポット購入を続けてきました。
NISAは毎月積立。確定拠出年金も同じ。
本来の私は、投資タイミングを考えるよりも、「最初に仕組みを作って、あとは淡々と続ける」ほうが性に合っています。
それなのに、なぜビットコインだけはスポット購入だったのか。
理由はとても単純です。
手数料を払いたくなかったからです。
ところが、少しでも余計なコストを払いたくないと思って続けていたスポット購入が、いつの間にか別の負担になっていました。
現在は無理のない金額で毎月積み立てています。
この記事では、私が2年間スポット購入を続けていた理由と、積立に切り替えて感じたことについてお話しします。
- スポット購入で感じた負担
- 私が2年間スポット購入を続けた理由
- 積立に変えて一番変わったこと
- 積立とスポット購入をどう考えているか
積立派の私が、2年間スポット購入を続けた理由
本当は「自動で積み立てる」のが性に合っていた
ビットコインを買い始めてから約2年間、私は「下がったかな?」というタイミングでスポット購入していました。
一方で、NISAではインデックスファンドを毎月積み立てています。
確定拠出年金も給与から自動的に積み立てられています。
私はそもそも投資タイミングを考えるのが好きなタイプではありません。
「最初に仕組みを作って、あとは淡々と続ける」
大きな利益を狙うより、なるべくリスクを抑えながら平均点を目指したいタイプです。
それなのに、ビットコインだけは約2年間スポット購入を続けていました。
その背景には、私の「ケチな」性格がありました。
理由は「手数料を払いたくなかった」
銀行ATMを使うのは、手数料がかからない時間帯。
できるだけ現金を使わず、クレジットカードやバーコード決済でポイントを貯める。
大きな買い物をするときも、ネットショップのポイントなどを結構気にします。
このように、私はかなりの貧乏性です。
数百円のATM手数料でも、
「自分のお金を引き出すのに、なぜ手数料を払わなければいけないんだ」
と思ってしまいます。
そんな性格ですから、暗号資産を購入するときの「手数料」や「スプレッド」も当然気になりました。
販売所のスプレッドがどうしても気になった
暗号資産を購入する方法には、大きく分けて「販売所形式」と「取引所形式」があります。
販売所は、暗号資産交換業者から提示された価格で購入する方法。
一方の取引所は、買いたい人と売りたい人の注文をマッチングさせて売買する方法です。
販売所では一般的に「買う価格」と「売る価格」に差があり、この差が「スプレッド」と呼ばれます。
「手数料無料」と書かれていても、このスプレッドが実質的な取引コストになる場合があります。
一方、取引所形式では売買手数料などが設定されていることもありますが、販売所形式と比べると取引コストを抑えやすい傾向があります。
私が当時利用を検討していた積立サービスでは、この販売所形式のスプレッドがどうしても気になりました。
「長く積み立てるなら、少しでも余計なコストは払いたくない」
そう考えた私は、自動積立ではなく、取引所形式で自分のタイミングで購入する方法を選びました。
| 販売所 | 取引所 | |
|---|---|---|
| 取引相手 | 暗号資産交換業者 | ユーザー同士の注文をマッチング |
| 買い方 | 提示された価格で購入 | 自分で価格や数量を指定して注文 |
| わかりやすさ | 比較的シンプル | 最初は少し慣れが必要 |
| 主なコスト | 買値と売値の差(スプレッド) | 売買手数料など |
| 私の場合 | 積み立て時のスプレッドが気になった | コストを抑えるためスポット購入で利用 |
「安く買いたい」が、いつの間にか負担になっていた
スポット購入を始めたころは、それほど負担には感じていませんでした。
価格が下がっていると、
「今日は少し下がったな」
「そろそろ買っておこうかな」
という程度です。
でも、それを続けていると少しずつ変わってきました。
「もう少し待ったほうがいいかな」
「でも、ここから上がったらどうしよう」
「今月まだ買っていないな……」
仕事の合間や寝る前に、なんとなくビットコインの価格を確認することも増えていました。
価格を確認して、自分で購入タイミングを判断する。
その結果、
- 買うタイミングがバラバラ
- 投資状況を把握しづらい
- ビットコイン価格を見る回数が増える
- 短期的な値動きが気になる
という状態になっていきました。
もちろん、「少しでも安く買いたい」と思うこと自体が悪いわけではありません。
ただ、私の場合はそこに一貫したルールがありませんでした。
「何%下がったら買う」
「毎月○日に買う」
と決めていたわけでもありません。
なんとなく価格を見て、
「今日は安そうだな」
と思ったら買う。
今振り返ると、
知識はあったつもりでも、行動は行き当たりばったりでした。
そもそも私はビットコインを短期で売買するつもりではなく、長期で保有するつもりでした。
それなのに、目の前の値動きを気にして何度も価格を確認している。
少しずつ、その矛盾を感じるようになりました。
2026年1月、ようやく積立に切り替えた
そんな私がスポット購入から積立へ切り替えたのが、2026年1月です。
きっかけは、BITPOINTのビットコイン積立サービス「ゼロつみたて」を知ったことでした。
「ゼロつみたて」は、ビットコインの積立購入について、積立手数料だけでなくスプレッドも0円とするサービスです。
私がずっと気にしていた部分が、まさに解消されたサービスでした。
「これなら、自分が本来やりたかった投資方法ができる」
そう思い、スポット購入から積立へ変更しました。
最初に積立金額を設定すれば、あとは毎月自動で購入されます。
それ以降、私は無理のない金額を毎月淡々と積み立てています。
積立にして一番変わったのは「買い方」ではなかった
積立に変えて良かったことは、
「安く買えるようになった」
ことではありません。
私にとって一番大きかったのは、
「いつ買うかを考えなくてよくなった」
ことでした。
決めた金額を、決まったタイミングで淡々と積み立てる。
最初に設定してしまえば、価格が上がっても下がっても、私がすることはありません。
スポット購入をしていたころに感じていた、
「今が買い時かもしれない」
「もう少し待ったほうがいいかもしれない」
というプレッシャーも減りました。
もちろん、積立だから必ず利益が出るわけではありません。
ビットコインそのものの価格が下がれば、当然、含み損になることもあります。
また、毎回同じ金額を積み立てる場合、価格が低いときには購入できるビットコインの数量が多くなり、価格が高いときには少なくなります。
ただし、それによってスポット購入より必ず有利になる、という話でもありません。
私の場合、
「安く買えたかどうか」よりも、「今買うべきか」を考えなくてよくなったことのほうが大きなメリットでした。
長く付き合っていくつもりの投資だからこそ、私にはこのくらいの距離感がちょうどよかったのだと思います。
積立とスポット購入、どちらが正解という話ではない
ここまで読むと、
「じゃあ、ビットコインは積立にしたほうがいいの?」
と思われるかもしれません。
私は、そういう話ではないと思っています。
スポット購入にもメリットはあります。
自分で購入するタイミングを決めたい人。
まとまった余剰資金から、自分が納得したタイミングで購入したい人。
価格を見ながら自分で判断することが苦にならない人。
そういう人には、スポット購入のほうが合っているかもしれません。
一方で、
- 仕事や子育てで投資にあまり時間を使いたくない
- 買うタイミングを考えるのがストレスになる
- 毎月決まった金額を淡々と投資したい
- 価格が気になって何度もスマホを見てしまう
という人なら、積立という方法も選択肢のひとつになると思います。
私は2年間スポット購入を続けた結果、自分には積立のほうが合っていると感じました。
大切なのは、
「どちらが儲かるか」だけではなく、「自分が無理なく続けられるのはどちらか」
ではないでしょうか。
まとめ|私が積立で手に入れたのは「考えなくていい時間」だった
私が2年間スポット購入を続けていた理由は、少しでも余計なコストを払いたくなかったからです。
ATM手数料すら払いたくない私にとって、スプレッドもできるだけ避けたいコストでした。
でも、その代わりに私は、
価格を確認し、買うタイミングを考えるための時間
を使っていました。
積立に変えてみて初めて、
「投資では、お金だけでなく、そこに使う時間もコストなのかもしれない」
と感じるようになりました。
もちろん、積立がすべての人に向いているという話ではありません。
自分の家計や性格、そして投資にどれくらい時間を使いたいのか。
そこまで含めて、自分に合った方法を考えることが大切だと思っています。
そして私の場合、積立に変えたことで、思っていた以上に大きな変化がありました。
それは、
ビットコインの価格を確認するために、スマホを開く回数が減ったことです。
これは投資のリターンとは別の意味で、私にとってかなり大きな変化でした。
次の記事では、積立に変えて感じるようになった「スマホを見ない自由」について、もう少し掘り下げてみたいと思います。

